- Q土質条件 礫混り砂質粘性土 N値 2~27 上記の地層を砂防ソイルセメントで改良を計画をしていますが、石灰とセメント固化材どちらが良いでしょうか?砂防ソイルとして石灰の使用は可能でしょうか?石灰とセメント固化材の使い分けを教えていただけないでしょうか?
- A
ソイルセメントとは、土砂にセメントを混合したセメント改良土のことです。
よって、固化材はセメントになるとおもわれます
「砂防ソイルセメント活用ガイドライン」によると
コンクリ-ト材料と土砂材料の中間的材料ととらえられており
現地発生材料の有効利用を目的としているようです
コンクリート構造物に近い強度を必要とする場合は、固化材はセメントになると
思われます。
石灰は一般に土工などでの利用が多いようです。盛土等の施工で、トラフィカビリティ
の改善などでは非常に有効です。
砂防工事のうちでも、補助工事などでは石灰による改良のほうが適していることも
考えられます。セメントと石灰の使い分けですが
路床・路体等では、一般的には砂質土にはセメント、粘性土には石灰となってます。
目標強度を得られる、セメント、石灰の添加量を求めて、経済比較をして
安いほうを使うのが間違いないとおもいますが、配合試験が2通り(セメント、石灰)
必要となり、試験費が2倍かかるのが難点です
また、セメントの場合、六価クロムの環境へ影響についての注意が必要です。